何を実現したいのか
本研究プロジェクトでは、社会基盤となった情報通信を更に堅牢化する次世代サイバーインフラの要素技術の確立を目指すため、全てのステークホルダーが研究に参画する民主化のアプローチで国際連携研究を実施します。
具体的には、高周波利用をローカルネットワークで推進し、様々な革新を局所的に駆動する「ローカル6G」の推進、およびキャンパステストベッドの連携により、有用な技術の価値を迅速に同定・実証することで情報通信分野全体の進化を推進します。
また、本研究分野のトップリサーチャーサークルを、日本とフィンランドを核として同志国に水平展開、世代間に垂直展開することで、サステーナブルなサークルを形成します。最終的には、若手研究者の早期の国際連携研究の経験と、連携プロジェクト参画による人的ネットワーク形成を主眼とした戦略により、日本の情報通信分野における国際卓越人材供給への貢献を目指します。
本研究プロジェクトの
研究目的
通信事業者が整備する公衆モバイル網に大規模障害が起きている現状から、堅牢な情報通信を実現するために、次世代情報通信技術を民主的に開発実装するローカルネットワーク(自営網)「ローカル6G」を研究します。
具体的には、ローカル6Gでは①国民の経済社会活動における多様な課題を的確に分析・理解し、最新の技術(AIを活用する輻輳制御、セキュリティ・認証高度化、堅牢なコア技術、NTN/地上連接通信技術、など)をローカルネットワークで迅速に展開し、その価値を可視化し、標準化・実装を加速する狙い、そして②高周波数無線通信を駆使するローカルネットワークをスポット的に配備し、不感地帯や輻輳地域で通信のカバレージ拡張、および、冗長性の高度化を図りミッションクリティカルな通信を実現します。
何に取り組むのか
トップリサーチャーサークル
双方が持つそれぞれのネットワークを繋ぎ、水平方向としてグローバルに拡大する(横糸)と同時に、各組織における次の世代の若手研究者、さらにはその先の世代の若手を含めて、垂直に拡大する(縦糸)ことで、縦横無尽にトップランナーの階層構造を組成
VIEW MOREリビングラボ/テストベッド
学生・教職員が実際の社会活動を行うキャンパスを社会や次世代都市の縮図として研究の対象とし、技術の提供側と利用側の双方が実運用可能な、研究成果を協創する「次世代サイバーインフラ・リビングラボ」のモデルを確立
VIEW MORE産学官連携強化・拡充
更なる国際連携・産学官連携の促進による、サイバー・フィジカル融合社会におけるライフランとなる次世代サイバーインフラ構築のフラッグシップ組織の確立
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