リビングラボ/テストベッド

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概要

Oulu大学と東京大学でリビングラボキャンパステストベッドを形成し、学生・教職員が実際の社会活動を行うキャンパスを社会や次世代都市の縮図として研究の対象とし、技術の提供側と利用側の双方が実運用可能な、研究成果を協創する「次世代サイバーインフラ・リビングラボ」のモデルを確立します。Oulu大学と東京大学のキャンパス内にローカル5Gの実証環境を配備するなど全てのステークホルダーが情報通信の提供側となる「情報通信の民主化」を実践し、更にBeyond5Gの要素技術に発展させ、大学が自ら将来の情報通信技術の提供側として検証を進めることで、社会実装への速やかな展開を可能とするモデルケースを示します。

同様に、本プロジェクトで目指すトップリサーチャーサークルがグローバルに拡がった場合は、Oulu大学の5GTN,OuluZoneと東大のキャンパステストベッドの連携を核として、米国の都市をテストベッドとして使うPAWRプロジェクト、欧州を中心に展開をしているSlicesテストベッド、U of Surrey におけるキャンパステストベッドといった、トップリサーチャー間でキャンパステストベッドを連携しながら技術開発と新技術の社会受容性を確認するグローバルなコミュニティの一員となることが可能である。

取り組み

東京大学におけるキャンパステストベッドの構築

東京大学キャンパスや保有地において実証実験環境を拡充し、3箇所以上のキャンパスおよび保有地にて実証環境を整備します。特に本郷キャンパスでは、既に10箇所以上でローカル5Gの免許取得が進んでいますが、産業界を巻き込んで産学連携実験はまだこれからであり、特にグローバル企業との国際産学連携が実証可能なキャンパステストベッドの構築を推進します。Oulu大学では既にVTTなどと連携し5GTestNetwork(5GTN)を構築しており、またNokiaの支援による巨大なテストベッドであるOuluZoneにて5Gのユースケース実証実験環境を構築している。共同研究者のTuomoは2023年7月に提案者を訪問し5GTN、OuluZoneとのテストベッド連携の議論が進んでいる。今後ローカル6G向けの基地局開発や国際共同実験に向けた共同研究を実施する。

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